マーケティング

【マーケティングの基本】ベネフィットの具体例を紹介!反対の意味も

マーケティングで欠かせない要素としてベネフィットという言葉があります。

ベネフィットとは「顧客にとっての価値」

何かを買ったり売ったりする背景にベネフィットは必ず存在し、売る側としては決して無視できるものではありません。

ベネフィットを理解することで「売り買いの流れ」が理解できるようになり、意図的に売れる商品を作り出せるようになります。

そこで今回の記事では

1、ベネフィットとは何か?

2、ベネフィットがよくわからないが知っておきたい

3、具体例付きでベネフィットを体系的に理解した

という人に向けて書いていきます。

この記事を読んでいただければ、ベネフィットについて最低限の事は理解できるようになりますので、最後まで見ていってくださいね!

ベネフィットの意味

マーケティングを語る上で欠かせないベネフィットとは何か?

ベネフィット、横文字になるととても難しく様々な意味があるように感じますよね。

実際にベネフィットと検索しますと「利益」と出て来ますが、利益だと何かを購入したことで得る儲けみたいな感じですが果たして正しい理解なのか?

そんな風に考えている人いると思います。

様々な書籍や情報を見ていると、ベネフィットとは「顧客にとっての価値」とベネフィットを定義することができます。

顧客にとっての価値とはなんなのか?

ベネフィット(顧客にとっての価値)とは?

ベネフィットとは「顧客にとっての価値」

「顧客にとっての価値」というのはどういうことか?違う言い方をすれば「その商品やサービスを経て顧客が手に入れる未来」です。

ドリルを売るには穴を売れという書籍にて紹介されていますが、「ドリルを買う人は決してドリルが欲しい訳ではなくドリルで開いた穴が欲しい」ということ。

別の例え話をさせて頂きます。

1、自分の自宅工房で机を作る作業しているとします。

2、あるパーツを差し込むのに穴を空ける必要があり、そのためには穴を開ける道具が必要。

3、穴をあけるのにドリルを買う。

4、買って来たドリルで穴をあける。

このように、穴を開けて何かしたいからドリルを買うわけで
ドリルそのものに価値があるわけではないということは分かると思います。

顧客にとっての価値とはドリルで穴という状態を作り出すことであり、ドリルそのものに価値があるわけではありません。

勿論穴を開ける道具としてドリルを買うわけですが、本当に価値があるのはドリルを使って作り出した穴ということになります。

ベネフィットを理解すればなんでも売れる

その商品の特徴と顧客にとってのベネフィットを提示できれば売れない商品はないでしょう。

たとえばコンビニで売りたいチョコがあるとします。

顧客にとっての価値で「人気商品を食べたい」「体にいいものを食べたい」「甘い苦いものが食べたい」と様々な価値があると言えます。

例えばそのチョコがカカオ70%以上配合で売れ筋商品としたければ

1、店の目立つところに設置

2、カカオ70%以上で健康アピール

3、売れ筋、人気などのPOPを貼る

こうするだけで店のチョコの中でも人気商品になること間違いありません。こういった見せ方次第でどのくらい売れるか変わって来ます。

ベネフィットに対して、気づかせるようにアピールをしていくのが重要という訳です。

ベネフィットとメリットの違いは?

似ている言葉としてベネフィットとメリットがあります。

メリットは、商品・サービスのウリや特徴を指します。

例えば、「このサプリメント3粒でビタミンCがレモン100個分含まれてます」という事がその商品のメリットです。

ベネフィットとは商品やサービスの購入により顧客が受け取れる価値を指します。

例えば上の例と合わせて繋げると、このサプリメントを摂取すれば「肌の艶が良くなりハリがでる」「肌トラブルの予防になる」「シミが消える」など。

その商品なりサービスを経て得られる結果の得られる未来を示しているのがベネフィットになります。

購入する人はビタミンCを摂取したいからとるわけでなく、肌のトラブル解消ができれば良いという事ですよね?

ベネフィットの反対の意味とは?

そんなベネフィットの反対の意味とはなんなのか?

ベネフィットの反対の意味を理解しておくと、ベネフィットの意味がより分かりやすいかもしれません!

ベネフィットの反対語に当たるのは、利益の逆である損失という意味の「ロス」となります。

今回取り上げているベネフィット(顧客にとっての価値)の逆と考えると、ロスとは「顧客にとって価値のないこと」と同じといえます。

ベネフィットの例を紹介

ここでは何点かベネフィット(顧客にとっての価値)の例をあげていきたいと思います。

①ダイエットのためにパーソナルジムに通う

ダイエットのためにジムに行く人は運動習慣がつくことで筋肉量の上昇に期待できる。その結果「痩せる体になる」ことがジムに行くベネフィットになります。

さらに言えばトレーナーが専属でついてくれることで、やる気アップと正しい筋トレ方法や食の知識を身につけることができる。

②野菜中心の食生活へ改善

最近血糖値が高いので、油っぽく濃い味付けのものを避けて野菜中心の食生活をしています。

その結果、「血糖値が正常値になった」「自然に痩せて来た」「前よりも体が軽い」というのが食生活の改善で得られたベネフィットになります。

③本を読んで知識を得る

本を読むのはただの自己満足でなく、自分の興味あるジャンルについての知識拡充が目的。言ってしまえば自分の知見を広げることが目的と言えます。

そんな自分の興味ある本を読み「本に書かれている知識を知れる」というのがベネフィットになります。

その本を通じてしかその知識を得ることができなかったので、とても大事な経験だったと言えます。

④ウォーターサーバーについて

イオンなどの大型ショッピングモールに行くと、ウォーターサーバーの展示・セールスをしているのを見たことがあると思います。

お水を買うのは「美味しい水が飲みたい」ということにつきます。日本は水道水が飲める国といってもやはり薬品の感じはしますし、水を買う人も多いと思います。

そこでウォーターサーバーについて話を聞くと「機械代・設置代はいりませんので水代だけ頂いています」という特徴・メリットがあります。水代次第ですがかなり魅力的な話に感じます。

でも自分の家がマンションで車を降りてから家まで結構距離がある場合「重い水を持ち運ぶ必要はありません!我々が定期的に水をお持ちします」となればどうでしょうか?

どんな人が暮らしているかによりますが、特にご年配の人には嬉しいサービスです。

他にも炭酸水が出るタイプのウォーターサーバーもあるので、炭酸水好きには魅力的ですよね。

ベネフィットは「価値の提供」

ここまで書いて来たようにベネフィットとは「価値の提供」の一言に尽きるといえます。

人が行動を起こす時には、必ずベネフィット(顧客にとっての価値)を意識して行動しています。

この商品やサービスを通じ、何を得るかというのを買うときに自然に考えています。

何か商品やサービスを買う時に「なぜこの商品を買ったのか?」「なぜこのサービスを選んだのか?」と自分に聞いて見てください。

そうすればその商品やサービスの価値がわかると思います。

この記事も「価値があった」と少しでも感じてもらえれば幸いです。

最後まで見て頂きありがとうございました。

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